2008年10月13日

長谷川恒男CUP

パパザの、大冒険。


長谷川恒男CUP   日本山岳レースが開催されました。



トレイルランのレースの最高峰だと、オフィシャルサイトには書かれていました。



奥多摩の険しい10の山々を、自分の装備で乗り切りながら走破する大会です。



標高200mから1572mまでアップダウンを繰り返す、全長72.1km。



制限時間は24時間。




コースには給水できるところは指定4箇所しかなく、もちろん、自動販売機などで買って補給した場合は失格。



3つの関門をそれぞれ指定された制限時間内に通過できなければ、リタイア。






パパザにとって、一番ダメージが予想されるのは、水分不足による痛風の発作。



それから、フード不足で血糖値が低下すれば、次々変化するコースの状態に対応できなくなるだろうということ。



そして、悪路に足をとられての、捻挫や転倒、怪我・・・・・。







考えたら、きりの無い話です。





リタイアは覚悟。



もし、病院に運ばれるようなことになっても、あわてずに動けるようにと、



現金や、身の回りのものを用意していました。







インターネットで、関門通過の速報をチェックしながら、


悶々とするって気持ちをかみ締めていました。








第三関門通過の速報を待ちながら、雑用をこなしていると、


朝、6時過ぎ携帯が鳴りました。



『リタイア・・・・した・・・・』


パパザの声でした。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



なんて言おう。


リタイアを覚悟していたはずなのに、なんて声かけるかなんて、考えていなかった。



「えっと・・・無事に声が聞けてよかっ・・・・」



『うっそ~~チョキちゃんとゴールしたぞ!』



「た・・・・・・・・・・はひ?・・・・・・」



ほんとうに、信じられない感じでした。



パパザは、何度も転び、ウエアもぼろぼろになってると明るく笑いながら、



あんなとこ、山じゃなかった。死ぬかと思った。


と冗談交じりに言ってました。








ばかやろう大泣き心配したんだぞ~パーンチムカッ




そういいたかったけど、なぜか「よかった」「よかった」しか言えなかったです。





所要時間は、17時間くらい。



お風呂に連れて行ってもらい、小学校の体育館で、寝袋で仮眠をとり、



これから、ホテルに向かうとさっき連絡がありました。





自分の運動会よりも、マラソンを選んだ父に、不機嫌だったLeafも、



なんとなく、大変なことを成し遂げた父のことを理解したみたいで、



「おとうさん、つよいんだね」



と、つぶやいていました。



Lullのほうは、「やったー。おとうさん終わったんだね。じゃあ、お土産もって帰ってくるねワーイ


と、無邪気に、ゲンキンな一言でした。



今夜はとりあえず、ぐっすり眠れそうです。



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Posted by がんがん at 14:13│Comments(0)冒険
 
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